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街暦 #2


松本力(写真)←襟草丁(文)



松本力さん


ある社会学者が土地の文化と血の文化という話を音声メディアだったか映像メディアだったかでしていて印象に残っています。日本は前者で人は土地に根付いており、後者は大陸系で血縁を重視する文化と聞き、成る程と思いました。


20代半ばまで親元で暮らしていましたが、地域と深く関わっていた印象は薄く、生まれ育った家も今はもうありません。土着の文化に興味津々なのはその所為でしょうか、方々に残り根付く文化に対する探求の眼差しは尽きません。

常々神社は畏怖と恩恵の象徴として土地と人を繋ぎ繋いでゆくインターフェースと捉えており、その空間からある程度の関係性を推し量ることも可能です。では、旅の道中に神社を参拝する「この感覚」とはいかに? それはその土地に入る余所者の礼儀かと思う昨今です。


お邪魔をいたします。


襟草丁より



街暦

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text by Tei Erikusa photo by Chikara Matsumoto 写真と書簡で往復する #往復写簡

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