対象化のススメ
旧石器人と縄文人のちがいは前者が食糧を求めて常に移動していたのに対し、定住型の暮らしを始めたことだという。それによって定点観測が可能となり二至二分という世界観が生まれた。
時代が変化しても人がそこにいて日々が移ろいモノゴトが無情に流れてゆくことは変わらず、そのモノゴトを先入観や思い込みや偏見の勝るままに考察や分析もせず、端から肯定したり否定したりしてはならないのだ。たぶん。
猛スピードで回転する天空に規則性を見出したように、猛スピードで流れてゆく大量の情報を対象化したとき果たしてなにが見えてくるだろうか。