街暦 #3
襟草丁(写真)←松本力(文) 襟草丁さん ニッとわらう赤い唇の、お稲荷様の眷属は夫婦。 つまり、子連れのお母さんなんだ。 そうとはかぎらない?父子かもしれないし。 その母狐が主婦と兼業で店をやっていたら、赤暖簾をくぐれば「あら、いらっしゃい。今日こそ赤白つけるわよ」と女将の...


街暦 #2
松本力(写真)←襟草丁(文) 松本力さん ある社会学者が土地の文化と血の文化という話を音声メディアだったか映像メディアだったかでしていて印象に残っています。日本は前者で人は土地に根付いており、後者は大陸系で血縁を重視する文化と聞き、成る程と思いました。...


街暦 #1
襟草丁(写真)←松本力(文) 襟草丁さん クレーンは重たいものを吊上げる、鉄骨とはかぎらずに。 八名川稲荷の美しい暗赤色の屋根瓦の三つ巴の渦を眺めると、自分と自分の中の自分と世界が渦巻く。それが左巻きなのは、人の目で銀河を型に分類する無意識の先入観が反映されているのか、観測...

